物流コスト削減事例

 福島市に工場があるA社は,プリンタ・ファクシミリなどの輸出を京浜港まで陸上輸送して積み出していましたが,仙台港に北米西岸航路が開設されたのに伴い,北米向けの輸出コンテナの積出港を仙台港に切り換えました。福島・東京間は約300km,これに対し福島・仙台間は約100kmで,この差は大きく,国内の輸送コストの削減を図ったものです。
 これに続いて,塩釜税関支署から認可を受け,それまで保税倉庫にいったん搬入していたものが,工場内でバンニングできるようになりました。
これにより,保税倉庫の管理費用とリードタイムの大幅な短縮が実現し,物流トータルコスト,リードタイムともに従来の4割を削減することができました。  ※1997年時点での削減例です。
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