東日本大震災10年の軌跡
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第1部(2)継続中の支援の取り組み継続中の支援の取り組み内容時期連携先・要望先方法担当部署1緊急相談窓口の設置、運営 震災被害を受けた中小企業者の相談窓口を「仙台商工会議所」「仙台卸商センター」「アエル」の3ヶ所に設置。中小企業診断士、社会保険労務士、弁護士等の専門化を配置し被災企業の相談に対応。(実績)①仙台商工会議所 1965件(6月末現在) (継続中) ②仙台卸商センター 139件(5月末現在) ③アエル 1240件(5月末現在)3月〜仙台卸商センター他応援2被災事業者支援施策ワンストップ相談会  東北経済産業局との共催で実施。他に日本政策金融公庫、宮城県信用保証協会、中小企業基盤整備機構など中小企業支援機関7機関が参加し各機関からの施策説明と個別相談会を実施した。日時:6月24日(金) 会場:仙台商工会議所参加者:86名6月東北経済産業局他応援3全国商工会議所からの経営指導員派遣受け入れによる巡回経営相談 国の「中小企業支援ネットワーク強化事業」を活用し、全国の商工会議所から専門スキルの高い経営指導員を派遣いただき、震災により被災された中小、小規模事業所に対して経営支援・相談を行なった。第1陣:4/11~4/19(10名)、第2陣:4/20~4/28(10名)、第3陣:6/13~6/17(8名)、第4陣:6/20~6/24(8名)4月〜6月日本商工会議所ほか巡回訪問と窓口相談会員連携4被災事業所へのOA機器の無償貸与 震災により業務機能を失われた事業者に対し、一日も早く復興していただくため、ビジネスフォン、パソコン、コピー機、複合機などOA機器の無償貸与を行う(協力事業所:フォーバル、シャープドキュメントヨシダ21)。支援の範囲は県内。今後岩手の沿岸部にも範囲を広げる。6月〜商工会議所 OA機器貸与事務局巡回訪問中心会員連携5全国会議所ネットワークを活用した被災事業所への製造工作機械支援 全国各地の商工会議所と連携を図り、津波被害を受け製造工作機械の破損、潮水による制御不能等の理由で、事業復興、継続に支障をきたしている被災事業所に対し遊休製造工作機械等の支援を行った。大分商工会議所⇒住宅設計、施工、リフォーム事業所に木工機械(自動横切り盤)。名古屋商工会議所⇒荒浜地区鉄工所7社に対してボール盤や旋盤をはじめとする機材が4トントラックで運び込まれた。6月〜仙台商工会議所会員連携推進チーム全国会議所間の連携会員連携仙台商工会議所 東日本大震災 10年の軌跡108

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