今こそ、東北へ!
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22久 慈Kuji-shi北三陸の海で、やませに吹かれたくましく育つまち。長い年月を越えて輝く琥珀。その光が復興の町を照らす。 梅雨明け後から夏の盛りにかけて海から陸に吹き上げる「やませ」。久慈市はこの冷湿な北東風による冷害と戦い、冷涼な気候を生かした作物栽培にも力を入れています。その「やませ」という名をつけた道の駅くじ・やませ土風館で市内周辺の情報を入手したら、観光へと繰り出しましょう。久慈市と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、ウィスキー色をした宝石、琥珀。久慈地方産の琥珀は約8500万年前の白亜紀後期のもの。久慈琥珀博物館ではその歴史と神秘的な輝きに接することができます。やませ土風館2階にある昭和の想い出博物館レトロ館や、震災の影響を受けて街なかに開館したまちなか水族館など、久慈の楽しみは尽きません。古代から現代まで、久慈で時間旅行をしてみませんか。また、三陸海岸の北に位置する小袖海岸は、奇妙な形の岩が連なる独自の景観を持っており、夏には磯のウニを素潜りで採る海女の姿を見ることができます。海女のヒロインが活躍するNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地にもなっており、地元は大いに盛り上がっています。1234長泉寺の大イチョウ/「垂乳根の公孫樹」とも呼ばれる国指定の天然記念物。高さ30m、幹周は15mにも及ぶ。576❶北限の海女/小袖海岸では、7月から9月にかけ「かつぎ」と呼ばれる、磯のウニを素潜りで採る海女の伝統漁法を見ることができる。❷久慈琥珀博物館/国内唯一の琥珀専門博物館。「神秘のタイムカプセル」「人と琥珀」の2大テーマを展開する。❸昭和の想い出博物館 レトロ館/昭和30年代の生活文化がリアルに伝わる博物館。懐かしのおもちゃ展示も。❹まめぶ/クルミと黒砂糖を包んだ団子。野菜と一緒にダシで煮込む「まめぶ汁」は久慈の郷土料理。❺まちなか水族館/ただ見るだけでなく、生き物とのふれあい体験ができる。入場は無料。❻山形村短角牛/国産飼料のみで育った赤身の牛肉は旨み成分がたっぷり。ラーメンで提供する店もある。❼つりがね洞/久慈海岸にある奇岩。かつては天井部分から釣鐘形の岩がぶらさがっていたという。青 森岩 手宮 城秋 田山 形福 島イベント[北上市]

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